コラム
ダンボールでこんなもの作ってみました!【強化ダンボール製パネル】
2024年8月24日から9月23日まで青木村郷土美術館にて、上田市の写真家である井澤昇さんの写真展「風景の物語―The quest began in能登―」が開催されました。
本写真展では当社が通常、輸出用梱包材として製造販売している強化段ボール「ハイプルエース」の新たな活用法として、井澤さんの写真作品を展示するための「写真パネル」として利用していただきました!
以前より知り合いだった井澤さんから声をかけていただいたことがきっかけで、この度の採用となりました。
今回展示されている能登の風景写真は、井澤さんが石川県で学芸員(考古学)をしていたころに撮りはじめ、当時学芸員として遺跡からの出土品のほか、無形民俗文化財の祭りや寺社、天然記念物、名勝など各種文化財を撮影していたということです。それをきっかけに写真の価値を再認識し写真を通して人や社会に貢献することが使命と感じるようになったということです。
週末にはカメラを手に能登半島を巡っては風景を撮影、持てる時間とお金をほぼ全て撮影・写真機材に投資し写真の道を突き進むこととなったということです。
結婚を機に地元の上田地域(青木村)に戻り、新聞社に勤務しながら365日カメラを手にこれまで同様、写真とともにある生活を始め、上田地域の様々な風景写真を撮影し始めます。
新聞記者時代に当社に取材に来られたことがたびたびあったことから、井澤さんと知り合うことができました。
今回の写真展での作品は能登から始まり青木村に住んでいた間に出会い、撮影してきた風景作品の一部が展示されていました。今回の展覧会のタイトル「風景の物語」とは、風景の中に刻まれている歴史、その物語に描かれるような世界観を写真で表現したいという、井澤さんの強い思いが込められているそうです。
強化ダンボールの新たな活用法
今回、フォトグラファーである井澤さんの素晴らしい作品群を展示する際の展示用パネルとして、強化ダンボールを活用していただきましたが、強化ダンボールの圧倒的な強度に加え、ハイプルエースの持つ段ボール素材感がうまく作品と調和できたことで、これまでにない新たな活用法の一つとしてお役に立てたことが何より嬉しく感じられました。普段、包装資材のひとつとして取り扱っている強化ダンボールをこのように芸術分野においても活用していただけたこと、新たな可能性のひとつとして当社にとっても新たな財産の一つとなりました。
加えてこれまで写真というものに興味がなかった自分でも、いつも見慣れた風景が井澤さんの作品により全く違った世界観となっていることに気づき感銘を受けたと同時に、風景写真の持つ可能性を感じることができました。
このような活用の仕方で興味ある方々がいましたら是非当社までご相談ください!一緒に企画検討させていただきます!
強化ダンボールの認知度を向上していく
下が厚さ5㎜の一般ダンボール
上が厚さ15mmの強化ダンボール
今回はこの強化ダンボールを採用していただきました♪
今回の企画の始まりも井澤さんからお話いただいたことがきっかけでした。
まず私たちから写真を撮っている方たちへこのようなアプローチをすることなんてできませんし、そもそも写真展のパネルに、なんていう発想も持っていませんでした。
井澤さんは過去何度かの当社への取材のなかで「強化ダンボール」の存在というものが頭の中に残っていたから今回のお話をいただくことができました。一般の方々は「強化ダンボール」という素材をご存じない方がまだ多くいると思います。
段ボールという素材は誰もが日々、目にし手に取っていますが、「強化ダンボール」という素材をもっと世間の皆さんに知っていただくために認知度を広げていく取り組みを検討していく必要があると感じました。
地元上田在住の新進気鋭の写真家井澤昇さんの今後のますますのご活躍をお祈りいたします!
◆フォトグラファー井澤昇さんのHPはこちらまで