コラム

ダンボールへのQRコード印刷について

ダンボールケースは、商品の梱包箱として多く使われる為、JANコードやITFコードがよく印刷されているのを目にしたことがあると思います。スーパーなどに行くと多くのダンボールケースにITFコード(集合包装用商品コード)が印刷されております。

ITFの例

商品名や個数情報がITF情報の中に記載されています。商品が送られた企業ではITFを読み込むことによって、段ボールを開けて確認しなくても中身の商品情報を知ることができます。また、受注、発注や納品する時以外でも、入荷、出荷、仕分け、棚卸管理などでも使用されております。そのために、当社のお客様の多くでも主にITFコードの段ボールへの印刷を行っております。

ところで、最近ではバーコードの印刷に加えて「QRコード」の印刷も行う事例が徐々に増えてまいりました。 QRコードはマトリクス型2次元コードのひとつで、「QR」とはQuick Responseに由来します。QRコードは主に白と黒の点で構成されていて、とても複雑な模様になっています。1994年に現在のデンソーウェーブ社が開発した日本発の技術らしいです。

一般的なITFなどのバーコードは横方向にしか情報を持たないのに対し、QRコードは縦横に情報を持つので格納できる情報量が多いのがその特徴の一つといえます。 バーコードよりQRコードの方がコード化できる情報量が多く、英数字だけでなく、URLアドレスやメールアドレス等の情報を埋め込むのに適しているそうです。
また、漢字・かな、画像やサウンドデータを埋め込むこともでき、数字のみなら最大7,089文字、英数なら最大4,296文字、画像やサウンドなどバイナリデータ(8ビット)で最大2,953バイト(約3KB)の情報量が埋め込めるそうです。

スマホのカメラ機能で読み取りをしていただき、自社サイトのアドレス情報や商品情報、取り扱い説明書に代わりQRコードで取説サイトへ誘導するなど様々な使われ方をしております。

QRコードの例

これにはダンボール印刷機の印刷精度も重要となってきており、印刷ミスやカスレ・汚れなどがあると認識できなくなるなどの懸念も考えられます。
当社の印刷機は高い印刷精度を誇っており、同時に画像検査装置を活用し不良品の流出を防止し高品質の商品提供を可能としております。

QRコード印刷例(この画像は、実際の印刷にぼかしをいれています)

QR印刷にご興味のある方は一度当社営業部までお問い合わせ下さい。