コラム
HVダンボールベッド
今回はダンボールベッドについてのコラムになります。
当社は現在長野県上田市と東御市そして青木村と、「災害時における物資供給の協力に関する協定」を締結しています。

毎年想定外の豪雨、地震、土砂崩れ等の自然災害が全国各地で多発しております。これまで何もなかったからこれからも大丈夫・・といった思い込みが、被害を拡大させています。
万が一、地元・近隣で自然災害等により被災された方が出た際には、被災者の方々の苦痛軽減と負担軽減に効果があり、環境にも優しいダンボールベッドを速やかに供給いたします。併せて避難時において新型コロナウイルスなどによる感染症からの二次被害を防止するためのダンボール製間仕切り等も提供いたします。当社保有資源を活用し、地域の方々の生命を守り安心安全を提供する社会的責任のある大切な取り組みの一つであります。
このような災害時におけるダンボールベッドは短期間のうちに大量の供給をしなければならない責任があります。ですので構造も、Aー1式(もっとも生産性の高い形式)ケースを並べて、その上にダンボールの板(当社のダンボールベッドは強化ダンボール)を載せる形が最も普及しているものとなります。
そして災害時ダンボール製ベッドはあくまでも災害発生後、短期間のうちに大量に供給できることを大きな目的のひとつとしているので、短期使用を想定しております(湿度などの使用環境により異なりますが)。年単位で使用することを想定していないのであくまで簡易的な構造でベッドとしての機能を保持します。
さて、今回は実生活上で使用できるダンボールベッドについてです!
対象者は学生さん、短期で転勤(引っ越し)される方、オリジナル寸法でベッドを作成したい方などを想定しています。想定使用期間は数年単位を対象としています。
以前にも強度を追求し、オール強化ダンボール製のベッドを作成したこともありました。強度は抜群で、まず通常の生活環境下では壊れることはありません。しかしここでネックになったのがコスト面でした。強化ダンボールは抜群の強度がありますがダンボールベッドとしては高コストになる傾向があります。
必要十分な「強度」と「コスト」の課題両面を満たすハイブリッド商品
そこで今回当社で開発したのが、構造自体は一般ダンボールであるWF(ダブルフルート)を使用し、上板のみ強化ダンボールを使用するという、名付けて「HV(ハイブリッド)ダンボールベッド」です!
特徴としては一般ダンボールWFで十分な強度を持たす設計構造とベッド面を面で受ける部分は折れや曲げに対して強い強度を持つ強化ダンボールを組み合わせることで、強度とコスト両面での大きなメリットをご提供することができるんです。
加えて重量も軽く、組み立て・分解もとても簡易です。さらに寸法もご自分の好きなオリジナル寸法で(縦と横と高さ)作成することもできます。

数年間の日常的な使用でも問題なく使用することができる強度、そして使用後は100%リサイクル可能なサステナブルな商品です。(段ボール古紙として処分できます)
軽量かつ分解可能ですので部屋の模様替え時にも簡単に移動・再設置ができますよ。




注意点はダンボール製ですので、水濡れ・火気厳禁です。
ご興味のある方は当社営業部までご連絡ください!