コラム
環境への取り組みについて思うこと・・
今や「環境活動」と称して、環境配慮/保全への取り組み(最近はサスティナビリティへの取り組みとも言っていますが)は多くの企業で当たり前のように行われています。
当社でも2008年に環境マネジメントシステムのひとつである「エコアクション21」を認証取得し、2019年には「長野県SDGs推進企業」への登録を行い持続可能な社会づくりへの貢献も始めました。
環境へ配慮した取り組みを行うことは当社理念にも通じるものであり今後もこれまで以上に活動強化を行ってまいりますが、それだけでいいのか?と以前より思うようになり、当社では現在環境活動をつうじて「自社の付加価値の向上」につなげていこうという共有認識が強くなっています。「環境」にも「社会」にも「自分」にとっても良くなる環境活動を目指す、『環境三方良し』の精神です。

当社では環境活動目標の管理項目に、「在庫」「クレーム」「破損品」「生産性」「ロス」などの文言が飛び交っています。これも自社のこれまでの経験から、これらは環境貢献にも自社の付加価値拡大にも共通する重要なワードとして位置付けているからです。
環境問題というと、CO2排出量増加によるますます深刻化する地球温暖化、毎年繰り返される異常気象、多発する自然災害、いき場のない廃棄物問題など数多くあり、これらは当社の事業環境に毎年のように大きなマイナス影響を与え続けています。当社が位置する長野県は日本を代表する農業県でもあることから、当社も春から秋にかけて地域で収穫される果実や野菜を全国へお届けするためのダンボール箱を製造しておりますが、環境問題を主要因とした不作、傷みなどの品質問題、災害による影響などで受注環境が大きく悪化し続けています。
この状況を何とか止めたい!止めなければ!という想いで環境活動を進めてはいますが、当社1社ではどうにもできない現実・・・という想いも心の片隅にあります。
もっと早くにあらゆる企業、行政自治体、各国が一丸となっていれば違った世界になっていたかも、と思いますが、そんなことにくじけることなく、まずは当社1社では限界があるので最近は自社以外(行政自治体、教育機関、NGO等)の機関との連携を進めながら、共に現状よりもより大きな成果を目指すことを心がけています。
次世代に豊かな地球環境を引き継がねばならない我々現役世代の当然の責任として・・・。
詳しくは、当社の「環境への取組」ページをご覧ください。