コラム
輸出梱包資材の主役は強化ダンボール
かつて重量物などを海外へ輸出するための輸出梱包資材といえば木箱が主流でした。しかし時代の変遷とともに現在では強化ダンボールが木箱に代わり広く採用されています。
なぜ木箱に代わり強化ダンボールの採用が増えてきたのでしょう?その主な理由をご説明します。
木材に代わる重量物包装資材として、世界の主要企業で採用され、厚い信頼が寄せられている強化ダンボール・・・そうです!当社で製造販売している“ハイプルエース®”です!
コスト削減が可能です
ここ最近の木材の値上がりもあり(紙も上がってはいますが)、一般的に木箱よりコストを下げられます。また輸送費の低減に貢献できます。
製品にジャストフィットする寸法での製作が可能なので積載効率の向上にもつながります。特に航空輸送には木箱に比較して軽量化が可能となるため(平均1/3程度)に輸送コストの削減に大きく貢献します。
作業性が大きく改善されます
木箱の製作には鋸やトンカチや釘等が必要になり、ある程度の経験・知識が必要になります。
また開梱時にはバール等を使用した力作業が必要です。
一方、強化ダンボールはノックダウンでの提供となるので広げて組み立てるだけで済むことから作業時間の大幅短縮、つまりコストダウンにつながります。特段、特殊な技術や熟練工も不要です。
工具等も不要となるので作業者の安全な職場環境づくりにもつながります。
環境保全に貢献できます
木箱は使用後は産業廃棄物になってしまいますが、強化ダンボールは一般のダンボール同様、リサイクル100%が可能なサスティナブルな資材です。紙製なので木箱の輸出に必要な燻蒸処理も不要です。
その他にも多くのメリットが
強化ダンボールは優れた品質特性を多く持っていることから、段積可能な高い積み上げ強度や2メートルを超すような特大サイズも製作可能です。一般ダンボール同様、オリジナルの印刷も可能です。(インクジェットでの美粧印刷も可能です。その際は当社までご相談ください)
加工性がいいので小ロットでの対応ももちろんOKです。
以上のように、強化段ボールは木材と比べても同等の高い強度を持っています。
木箱と比べてもメリット(優位性)が多く重量物梱包、海外輸送に最適な梱包資材と言えます。
強化段ボールの特性を活用することで最適な重量物梱包となり、環境貢献、配送コストの削減はもちろん、大幅な作業改善にもつながります。
また強化ダンボールの強度を活かして、輸送する際に製品を載せるパレットも木製から強化ダンボール製に切り替える事例も増加しています。木製パレットは輸出する際には燻蒸処理が必要ですが、強化ダンボール製パレットならば不要。軽くて作業性も良く、使用後はリサイクル100%と環境貢献面からもグッド!サイズも自由に作成できるし、上にトレイ付きなどオーダーメイドでの作成も可能です。
注意していただくことは、基本ワンウェイであること、また強度を十分に確認したうえで採用していただくこと、紙製なので保管・輸送時の水濡れなどは要注意。
当社は、日本最大の製紙メーカーである王子HDの関連企業である王子インターパック㈱が供給する、強化ダンボール“ハイプルエース®”の40年以上にわたる長野地区正規ファブリケーターですので、これまでに多くの実績とノウハウ、国内外ネットワークを有しております。これまでの経験を活かしお客様のご要望にお応えいたします。
強化ダンボールについてのお問い合わせは、ぜひ当社までご相談ください。