今は、ものづくりにかかわる働き手も減り、業界内での競争も激化しています。2008年のリーマンショックをひとつのきっかけとして、事業環境の変化に対応すべく、会社のあり方を変えてきました。これからは、社員が「この会社で働いていてよかった」と思える会社づくりに力を入れたいと考えています。顧客満足度という言葉がありますが、まずは社員満足度を高めることが先決です。仕事に高いモチベーションを持つことができれば、自然とお客様の満足度向上につながっていくからです。

給与や待遇面については当然のこととして取り組んでおりますが、社員満足度でもっとも重要なのは「やりがい」や「モチベーション」ではないかと思っています。仕事を通して地域のお役に立っていることを実感できることこそが、長い仕事人生を支えるもっとも重要なカギになるのではないでしょうか。この考え方に共感してくれるような方と、ぜひともに働きたいですね。実際、地元の方はもちろん、当社の理念に共感してＩターンで中途入社してくれる方もいます。

おかげさまでここ7〜8年ほど、当社では自己都合で会社を去る人がいません。嫌な思いをしながら毎日職場に来るのはつらいことです。やりがいとモチベーションを持って会社に来て、プライベートもしっかり楽しんでもらえれば、こんなにいいことはありません。新卒3年以内に3～4割が辞めていってしまう今の時代、高い定着率を実現しているのは本当に嬉しいことです。

当社が扱う重要な素材であるダンボールは、ここ10年ほどで包装資材以外に使い道が広がってきました。東日本大震災を契機に、ベッドや家具、遊具などいろんなものに使われています。ダンボールは100％リサイクル可能な環境配慮素材の優等生です。当社も大学と連携して子ども用バランス感覚遊具を共同開発するなど、まったく新しいチャレンジを試みています。変化を恐れず、外部とのさまざまなコミュニケーションやアライアンスでお互いの強みを持ちよる“挑戦”は、今後も続けていきます。

チャレンジする心を忘れたくない方の当社への参画を、心からお待ちしています。